DPAについて


マイク DPA-4061
 
 
 
DPAはマイクメーカーのB&K社の子会社で、ユーザーに特化したユニークなマイクを製造しています。
今回入手したのは中間度の4061(B)で、サウンドハウスから購入しました。
 
マイクの構造はDSMなどとは異なり、音源に対して横から音が入るような構造になっています。
このような構造のマイクとしてはSANKENのCOS-11aがあります。
 
マイクを保護するキャップは2種類が付属していて、1ヶは高音域を強調するようになっています。
マイクコードは他のマイクに比べて細いですが、内部にナイロン繊維が織り込んであって思った以上に丈夫です。
 
あとマイクの出力金具がマイクロドット・コネクターという特殊な仕様になっていますので、変換用のプラグを繋いでファントム電源に入れてDATに入力するか、または専用のマイク電源MPS6030に繋いでDATなどに入力します。
マイク電源MPS6030 (ミニ・ステレオプラグ出力仕様)
 
参考までにTCD-D100 (D8)へは、ロック系などの大音量を録る場合には、マイク電源(9V)を通してLINE INのレベル8〜10での録音となります。
それ以外のアコースティック系でしたらマイク電源(9V)を通してMIC IN(L)のレベル5〜6で録音します。
 
DPA-4061で録った音源は音のサンプル -その2-にありますので参考にして下さい。
 
ミニ・ステレオプラグに改造
 
 
 
図のようにマイクロドット・コネクター仕様になっていてそのままでは入力できないので、マイクロドット・コネクター部を切断して市販されているミニ・ステレオプラグに替えました。
マイク2本をバラで購入したので、心配された左右のマッチングでしたが全く問題ありませんでした。
 
マイクロドット・コネクターについては一応、日本海外からでも入手可能ですが、手数料や値段、使い勝ってなどを考えた場合あまりベストとは言えないので、結局ミニ・ステレオプラグへの改造に踏み切りました。
 
なおこのような改造を行うと保証外となりますので、改造される方は自己責任で行って下さい。
 
 
マイク電源の製作
 
 
 
いままで製作していた回路と同じですがコンデンサーと抵抗値の値を変更しました。
特にコンデンサーは電解コンデンサーからフィルムコンデンサー(ニッセイ電機)に変更しました。これにすると多少音がよくなるというが、実際の所よくわかりません。
この9Vのマイク電源も2OUT仕様にしてあり、同時に2台のレコーダーに繋いで録音できます。
当然のことですが、ローカットフィルターは付けていません。
 
PCM-50とTCD-D100をマイク電源とDPA4061で繋いだ状態。
 
 
下記はDPAとDSMまたはMMと同時に録音する場合に使用するマイク電源
 
DPAには9V、DSMまたはMMには1.5Vの別々の電源となっています。
同時に録ることで録音ミスによる失敗を極力避けるようにしています。
なおコンデンサーはスペースの関係で1μFにしてあります。